落とし沼の世界

K-POP/iKON/SEVENTEEN

ウォヌがお勧めしていた本"Me Before You"読了。

普段から活字を読むと言えば新聞のラテ欄ツイッターSNS、ネットニュースなどなど…読書というと身構えてしまってあまり進んで読まない私なのですが…

以前ウォヌちゃんがお勧めしていた本ジョジョモイーズの"Me Before You"を読んでみました。

 

ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日 (集英社文庫)

ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日 (集英社文庫)

 

 

いや~~、泣きました。素晴らしい作品でした。

全639ページあり厚さも2.5センチほどでだいぶ分厚い本なのですが、読めば読むほど続きが気になってどんどんページを捲ってしまって、厚さなんて気になりませんでした。

分厚い本なんて映画を見てストーリーを知ってるハリーポッターでさえ挫折、読めるわけない!と思っていました。そして読むスピードも沢山本を読む人と比べたら遅い私ですが、そんな私でも1週間で読み切ってしまったのは自分でも驚きでした。(笑)

 

あらすじはこんな感じ。(Amazonより)

6ヶ月限定の介護職についたルーが出会ったのは、事故で四肢麻痺になった、かつての実業家ウィル。はじめは冷たい態度をとるウィルだったが、ルーの実直な態度に徐々に心を開き、またルーもウィルのおかげで自身をもてるようになる。だがある日、彼女は知ってしまう。ウィルがスイスの尊厳死施設に予約を入れていたことを…。いのちと生き方について考える、世界で大反響を呼んだベストセラー・ラブストーリー。

 

これは一見ベタなラブストーリーに見えるけど、実際は「尊厳死」や「自分の人生の生き方」がテーマになっています。これを読むまで「尊厳死」だなんて考えた事もなかったし頭の片隅にもなかったけど、これを機に凄く考えさせられました。

もし自分が障害を持ってる立場だったら同じような選択をするだろうか、もしくは身近にそのような人がいたら受け入れるのだろうか…そんな事を思いました。

 

でもこれだけ取ると凄く重そうな雰囲気に見えるけど、実際そんな事ないです!

イギリスならではのブラックユーモアのようなやり取りがウィルとルーの間でされてて、さすがイギリス!って思ったり(笑)なぜならイギリスはブラックユーモア大国なのです!(チャップリンやMr.ビーンが有名ですよね!)実は大学時代に英米文化専攻だったのでそういう部分に何かと敏感で…w

そういうユーモア要素も入っていて読んでると気分が落ちるような感じでは一切ないので、そういった部分でも読みやすさはあります!

そして当たり前なのですが、日本の小説の書き方や表現にないような洋書らしい書き方なので、個人的にそこも面白かったです。(ちょっとわざとらしいような。気になる方は是非読んでみてください~)

 

もっと素晴らしさをここに書いて伝えたいのですが、私は読書感想文が苦手で文才もないのであとはみなさんが実際に読んで確かめてみてください。

「死」や自分の「生き方」に対する考え方だけでなく「障害を持ってる方」に対する考え方も気づかされ考えさせられる作品です。

そして最後は涙なしには読めませんので、ぜひタオルの準備をお忘れずに!

 

 

ちなみに恋愛小説だからもちろん色恋な描写もあるのですが、ふと読んでいる時に「あぁウォヌちゃんもこれを読んだのか…この意味分かるのかな…どんな顔でどんな気持ちで読んでたのかな…」と、考えてしまった私を誰か殴って下さい。

こんなに素敵なお話なのに、ふとゲスな事を考えてしまった私を誰か殴って下さい。(二回目)英語の表現はストレートなので………ね……(白目)

 

 

ウォヌちゃんが紹介してくれたお陰でこんな素敵な本に出会えて本当に良かった~

そしてこれを読んだ事で今更ですが読書の楽しさを知り、読書がブームになりつつあります!!

 

ウォヌちゃん、あなたには一体どんな力を持っているんだ…あぁウォヌちゃんに感謝をしよう。

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ウォヌちゃん、ありがとう。そして早く体調良くなってね。(大粒の涙)